アイヌ語は地方によって言い方がちがうことがあります。 アイヌの人たちは,春は野山でぜんまい,ふき,ぎょうじゃにんにく,にりん草などの山ました。 夏になると,川にのぼってくるマスをとりました。 秋には,たくさんのサケが川をのぼってきました。サケはアイヌ語でカムイチェブ(神の魚)といわれ,神々への感しゃのおいのりをしてからとることにかなっていました。女の人たちは,山へ行って木の実(くるみ,どんぐり)や果じつ実(こくわ,山ぶどう)やきのこをとりました。 秋の終わりから春にかけては,かりをして,しか,ひぐま,きつねなどを主にとっていました。菜をとり,うばゆりからでんぷんをつくっていさんさいたん109な畑もつくり,そこであわ,アイヌの人たちの食べ物 わたしたちは,アイヌの人たちの食べ物を勉強しようと思い,右の絵のいろりにかかっているなべに,何が入っているかを考えました。 するとわたしたちの話を聞いていた先生は,アイヌの人たちの食べ物について話をしてくれました。「アイヌの人たちは,主に自然の中でとれる動物や植物を食べていたんだね。」「かん単ひえ,豆などもつくっていたそうです。」
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