119番通報のかけ方

消火活動や救急・救助活動は1分1秒を争う時間との勝負です。
皆さんの正しい119番通報は、迅速・確実な消火活動や救命活動につながります。
いざという時のために、落ち着いて119番通報が出来るよう日頃から手順などを確認し、119番を有効に使いましょう。

あわてていては大事なことが伝わりません。
まずは落ち着いて、ご自身の安全を確保して、病人の状態、災害の状況をできるだけ把握してください。

通報している場所に煙や炎が迫っていたり、異臭・有毒ガスの臭いがするなど、少しでも危険を感じたときは、直ちに電話を切って、安全な場所まで避難したあとでもう一度119番通報してください。

IP電話の種類によっては、119番通報できないものや119番通報するための設定が必要なものがあります。
お使いのIP電話事業者にご確認ください。

※平成28年4月より、これまで十勝管内19市町村で受けていた119番通報は、「とかち広域消防局指令センター」で受け付けています。通報はこれまでと変わりませんが、19市町村から通報を受け付けていますので、住所は市町村名を含めてお伝えください。

ご自分の安全が確保できたら、局番なしで「119」をダイヤルします。
一方的に話はせず、落ち着いて消防の質問にできるだけ詳しく答えてください。
全てとても大切な質問ですので、冷静にお答えください。

携帯電話で１１９番通報するときは、局番なしで１１９をダイヤルし、市町村名からはっきりと場所を伝えてください。
電話をかけた場所が十勝管内であれば、「とかち広域消防局指令センター」に繋がりますが、担当区域の境界線付近からの通報は、稀に他の消防機関に繋がる場合があります。
万が一、他の消防機関に繋がっても「とかち広域消防局指令センター」に転送されます。その時は、一旦電話が切断されたような状態になる場合がありますが、電話を切らずにそのままお待ちください。

※携帯電話は通報場所によっては、受信感度が悪く通話が途切れたり、通話不能になる場合があります。感度の良い所まで移動して通話してください。
※必ず安全な場所に停車してから通報してください。
車を運転しながら携帯電話で119番通報することは2次災害を誘発し大変危険です。
※携帯電話の電源を切らないでください。
状況確認のため、消防指令センターから電話をかけ直すことがあります。
消防隊、救急隊が到着するまで、電源を切らないでください。

消防からお聞きすることは主に4点です。
質問の答えにより、準備を始めたり、最適な部隊が急行します。
1つ1つ順番にお聞きしますのではっきりとお答えください。

災害の種類によって、必要な車両が出動の準備をします。
早く準備をするために一番最初にお聞きします。

住所がはっきりしないと出動することができません。
住所がわかった時点で、必要な車両が現場に向かいます。

◎火災のとき：何が燃えているのか、逃げ遅れた人はいるか、けがをした人はいるか。
◎救急のとき：病人やけが人の数・症状や状態、なぜそうなったか。

報後、容態の変化の有無などをお聞きするため電話する場合があります。
携帯電話での通報の場合、通報後はしばらくの間、電源は切らずに現場の近くの安全な場所にいてください。

電話を切ったら、ただちに安全な場所へ避難し、可能であれば消防車や救急車の誘導をしてください。
また、ご自身の安全を確保したうえで、逃げ遅れた方の避難誘導をお願いすることがありますのでご協力をお願いします。
 

通報後に具合の悪い人やけがをした人の状態によって応急手当をお願いする場合があります。
応急手当の方法は電話を通して指令員が説明しますので、指令員の指導に従って行ってください。