平成28年8月台風10号による災害復旧報告

平成28年台風10号大雨災害検証報告書

 平成28年8月29日から31日にかけて発生した台風10号による大雨災害においては、昭和56年8月の豪雨災害以来35年ぶりに災害対策本部を設置し、避難勧告等の発令、応急対策などの措置を実施しました。
 防災計画に基づき、災害対策本部が実施した初期対応から被害に対する応急対応の状況を踏まえ、課題や改善点等を集約・分析し、今後の災害対応や体制整備に体制整備に生かしていくことを目的に検証を行い、結果を以下のとおりまとめました。

本通橋架け替え工事、上下水道管移設工事などが完了し、町の災害復旧工事が全て完了

新得町に大きな災害の爪痕を残した平成28年8月台風10号災害。
大きな被害をもたらしたパンケシントク川の氾濫に対し、河川復旧改修工事が行われておりましたが、最後の改修工事となる本通橋の架け替えと上下水道管移設工事が完了し、令和2年12月8日に無事本通橋開通の運びとなりました。本通橋付近の復旧完了により、町の災害復旧工事327箇所全てが完了したことになります。

復旧にお力添えを賜りました多くの皆様へ復旧完了をご報告させていただきますとともに、改めましてこの間のご支援に対しまして感謝を申し上げます。

■被災直後の本通橋付近

■被災直後の本通橋付近

パンケシントク川の氾濫が、本通橋付近や上流のJR線路、神社橋、新得小学校体育館北側町道の崩落や周辺民家への被害をもたらしました。
災害復旧工事とあわせて河道位置が変わるため、橋や橋に添架している水道管などの移設工事が行われています。
曲がりくねっていた河川がほぼ真っ直ぐになり、河川合流部分も川下に向かって接続する形となっていることがわかります。
このことで、増水時にもスムーズに川水を下流に流すことができるようになり、防災機能の強化が図られました。

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